墨か墨汁か
「墨がいいのか?墨汁がいいのか?」で迷っていませんか?
書道の先生によると、墨を摺って書いたのか?墨汁だけで書いたのか?一目で見分けられるそうです。
例えば、こんな風に・・・・・・。
写真素材ぱくたそ
「こりゃー、作品が黒光りしてるじゃないか。墨汁だね。こっちはカフェラテ。」
半紙の前で飲み物持ってるのどーよってツッコミはさておき。😁
さて、書道の道具をセットで購入すると「墨」と「スポイト」「墨汁」が入っていることがあります。
でも、「墨」だけ使わずに眠っていませんか?
授業や書道教室では時間の関係上、省くこともあるかもしれません。
または、あえて墨を摺るということもあるかもしれません。
墨がいいのか?墨汁がいいのか?
私が通っていた小学校の授業では墨汁だけを使っていました。
結論からいうと沢山、練習するには墨汁がおすすめです。
ただし、書道の作品展に出すならば摺った墨の方が黒光りしないため上質に見えます。
同時期に通っていた書道教室では、硯の「うみ」と呼ばれる部分に墨汁を入れて墨を10往復くらい摺り、スポイトで水を入れて調整していました。
水を加えずに墨汁を更に墨で摺っていくと粘りがありすぎて、かすれてしまうんです。なかなか乾きませんし、ベトベトくっつきます。
大人になってからの書道教室では、墨汁に墨を摺って書体によって濃さを調整していました。
さて、授業で墨を必ず摺らなければならない厳しい先生だったという友人によると、授業の30分は墨を摺り、授業の後半で3枚くらいしか書けなかったそう。( ̄^ ̄)
書道は本来は、書ければいいってものじゃないですからね。礼儀を重んじる「道」という漢字がついていますから。
でも、「墨摺りなんか、やってらんない。めんどくさい。」
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どうやって乗りきったか?
決して、気合いと波動ではありませんね。😅
工作室の水場で水をいれるふりをして予め墨汁に水を足して墨を摺っていたそう。
なるほど、ずる賢いようで機転が利きますね。功を奏して練習時間を増やせたそう。
いかがでしたか?自分にあった方法が見つかりましたか?
墨を摺る(30秒~1分で読めます。)
墨を摺ります。
用意するもの
- 固形の墨
- 水をいれたスポイト
- 硯(プラスチックではないもの)
写真は後に更新しようと思います。
10年程前に、「こんなのなかった!」と喜び、軽さと安さで購入した硯で摺ってみたら黒板を引っ掻いたような感触と音がしました。(;´д`)
墨汁専用だったんですね。
前提
- 脚がぐらつかない安定した机やテーブルの上で行います。
- テーブルや机の上に書道で使わないものは置かずにスペースを確保します。
手順
- 硯の墨溜「海」という溝の部分にスポイトなどで水を入れます。
- 固形の墨を親指を下に人差し指と中指を上にして持ちます。
- 墨溜「海」と平らな「陸」(丘)の部分を優しく強く力を加え円を描くように摺っていきます。
- ある程度摺れたら、筆で予めあった書き損じ半紙に試し書きをします。
- 墨が薄ければ、更に摺っていきます。
- 4と5を繰り返し調整します。
保存方法
その都度、墨を摺った方が墨の質が良いと思いますが、こんなことありませんか?
- 大作になればなるほど、沢山の墨が必要。
- 練習や作品に取り組みたいのに、時間がかかる。
- せっかく用意したのに余ってしまった。
- 文字を書く集中力がない。
そんなとき、墨を保存しておくと便利です。✨
墨の変質を防ぐため、遮光瓶に入れてます。
栄養ドリンクの瓶は手に入りやすく、大きさも程よくお手軽ですね。
栄養ドリンクの瓶と蓋は、飲みきった後は水ですすいで乾かします。
墨を入れた後は、冷暗所で保存して2週間くらいで使いきるのがよいと思います。
夏場に腐らせてしまい、瓶の蓋に墨が固まって開かずに捨てるのに苦労したことがあります。(>_<)
したいことを同時にしてしまう
集中してひたすら硯に向かって墨をするのもいいです。小学生の頃は邪念や煩悩を払うように硯に向かうことを教わりました。
でも、気楽にテレビを見ながら、好きな音楽を聞きながらリラックスしてするのも1つの方法です。
私の場合は、サスペンスドラマですね。
ドラマだけ大人しく見ていられないんですよ。
見ている最中に「マジか!」ってびっくりして墨をひっくり返さないようにだけ気を付けています。(^^)
その時々で、自分に向いている方法で墨を摺れば良いと思います。
筆のお手入れ
こんにちは。不器用なのに一人で書道をしている書道歴、通算11年の凛香です。
そもそも、
筆のお手入れわからない!
という初歩的な悩みがある方に役立つかもしれません。
前回、「初心」を書いたときの穂先。筆がパックリ割れて、先がバサバサ。洗うときに力が入っちゃったのかな?
この筆は、10年近く使っている学童用の筆です。さばき筆ではないので、根本までさばいていません。
小学生の頃、力任せだったので糸を巻いていましたが、大人になってから書道教室で糸をとって書くように勧められて以来、糸を外しています。
「つけ」「とめ」「はらい」「はね」をすると、穂先が、かなり気になりました。
あっ( ̄▽ ̄;)書くとき全部だ。
筆のお手入れ
小学生の頃のお手入れは、次のようでした。
- 予め、スポイトに水を入れておく。
- 筆を使い終わったら、一番墨がついている書き損じから順に2回か3回で筆を拭う。
- 他の書き損じの半紙にスポイトの水をなが仕掛けながら墨を半紙に吸わせる。
- 書き損じ半紙の白い部分で筆を拭く。(処理済みの半紙はゴミ箱へ)
- 筆巻きに収納し、書道セットにいれて保管する。
- 帰宅したら、流水で洗う。⬅でも、大抵していなくて週末の書道教室の時にカッチカチの筆が登場し、先生に注意されスポイトの水で前回の書き損じ半紙で拭っていました。
小学生が水場で筆を洗わないのは、墨がついた筆を持って水場に何人も並ぶと、墨がついた水滴で廊下が汚くなったり、振り回して遊んだりして想定外が起こるからだそうですが、指導者によって違うのかもしれません。
確かに、水彩画の授業や掃除の時間に、バケツに水を汲んで腕を回して「こぼれな~い。」って言い、ミスしてぶちまけた人いませんでしたか?
そして、写真みたいになる。・・・・・・ってならないか。(´ω`)
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水彩は、何とか掃除や洗濯で落ちるけど、墨は洗濯しても落ちないんだよね。(~_~;)
洗濯すれば、落ちる墨を見つけたので、買ったら試してみようと思います。
いつものお手入れ
- 使用済みの半紙に、筆についた墨を拭います。
- ジャムの瓶に水を入れてすすぎます。跳び跳ねなくて便利。プリンカップは、軽いのでひっくり返りやすいです。瓶がなければ、ゆるやかな流水に手の掌に水を貯めて筆を撫でるように洗います。
- 繰り返し、水が透明になるまで水を交換していきます。
- 墨が出てこなくなったら、比較的きれいな書き損じ半紙で水滴が垂れないように水分をとります。
- かけひもをS字フックに引っ掻けて形を整えて風通しの良いところに吊り下げています。
気を付けること
毛並みに逆らわない。
洗うときに、毛並みに逆らわないことです。始筆からまとまりがなくなります。
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水圧
瓶がないときは、ゆるやかな流水で手のひらに水を貯めて優しく洗います。
小学生の頃、激しく水を出して周りに飛び散ったあげく、毛がボロボロにちぎれてしまいました。
風通しの良いところに
ペンたてに穂先を立てると、見た目がアートな感じのインテリアで、おしゃれでかっこよく見えると思いませんか?
挿し絵が空き缶だし、おしゃれじゃない?そういう問題じゃないです。
水分が落ちてきて、筆の根本がカビが生えて腐ってしまうんです。
じゃあ、逆に穂先を下にしてペンたてに立てたら?楽ちん楽ちん・・・・・・。
って、もっとダメです。毛に変な癖がついてもう、戻らなくなってしまいます。
次回、使えないのは、悲しいですよね。
洗面所で
洗面所が使いやすいと思います。
キッチンでは、飛び散ったときに食材や食器についてしまいます。
復活させる
洗い直してみる
最初の穂先がパックリ割れた筆を一度、いつもの方法で洗い直して書いてみました。
「初心」を書いたときよりも穂先がまとまりました。
ちょっとだけ、蘇りました。
筆固め
職人さんは、筆固めで「ふのり」を使うそうですが、なかなか手に入りません。
最近していませんが、親戚の僧侶に勧められて筆固めを「でんぷん糊」薄めたものを筆につけて乾かして復活させていました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は、墨か?墨汁か?というテーマです。
初心
書道を何度止めても気づけば筆を持っている
こんにちは。凛香(りんか)です。
このブログは、書道を止めても止めても、なぜか筆を持ってしまう不器用人間が、どこにも属さず、お題を出して独り練習している記録です。
もしかしたら、次の方にヒントがあるかもしれません。
- 暇だけど何をしていいかわからない。
- 何かしなきゃと焦る。
- 忙しすぎて疲れた。
- 取り柄がない。
- 鉛筆の運筆に苦戦している。
- 不器用だと思っている。
- 書いてある文字が踊って見える。
- 真面目すぎるのは苦手。
どんな言葉をお題にしようかな?
初心
時々、初心に返って、独りで書道の練習をしています。
でも、初心って「うぶなこころ」ですよね。(*^^*)
うふうふ、うふふ・・・・・・。
今、何を想像しましたか?
ドキドキしますか?ワクワクしますか?
身が引き締まりますか?
私は、読んでもらえる字になりたかったです。誰かに何か1つでもいいから褒めてもらいたかったんです。小学校低学年の頃、鉛筆の運筆に苦戦していたので。
なんということでしょう。筆がパックリ割れている。
少しでも書かないと、感覚が鈍り今まで練習したのはどこへやら……という具合にきれいさっぱりわからなくなるんです。
およよよ( ノД`)…
書道に限らずだと思いますが、どうでしょう?
私のレベルでは、納得する文字を書けることは、なかなかないです。
イメージと書いたものが一致しないんですよ。ひたすら書くのみ。何枚も何十枚も何百枚も書いた中に「おっ。今までで一番、書けた。」っていうのがあればいいかなと思います。
STAMPMIスタンプミー
独りで地味にやってるので、いつでも止められます。
でも、書道するのを止めようとすると、舞台のお手伝いで書くことがあるのです。
一度限りだとしても、声をかけてもらえると、正直、嬉しいです。
そして、一度きりだと思うからこそ頑張るんです。
客観的に見られると一層、気合いが入りませんか?
フリー写真素材ぱくたそ
URL www.pakutaso.com
また、このように多くの人目に触れる機会は、遥かに素晴らしい実力のある方が沢山いらっしゃるので、一匹狼ならぬピヨッコの私にとっては恐れ多いのです。
かつての書道の先生に「渇」を入れられた気分になります。
中途半端なものは出せません。引き受けた以上は止めるわけにはいけません。ひたすら書きます。
しまった。!Σ( ̄□ ̄;)
もっと、バリバリやっておくんだったと思います。ひたすら書きます。リハーサルまでベストを尽くします。すると、部屋が半紙で溢れますね。
広くないので、ご飯食べるスペースない。( ̄O ̄;
「初心」って、初心な気持ちで書くにしてはハードル高かったわ。( ̄▽ ̄;)
初心に戻るなら「一」ですよね。
単純ゆえに誤魔化せないと思いませんか?
穂先がパックリ割れていると気になります。
10年程前に、16年のブランクで再開した書道教室に通っていた時、先生が
「下手の横好きから始めてもいずれは、好きこそ物の上手なれになるからね。」
とおっしゃていたことを筆を持つと思い出します。
短い間だったんですが、私の背中を押して下さった一人です。
少しでも肩の力が抜けたり、気持ちが前向きになれれば幸いです。
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