そうだ!書道しよう

書道を何度止めても気づけば筆を持ってしまう不器用人間のブログ

「の」を書く(約1分で読める)

 何かと、ぬるっとしないでメリハリつけて!って注意される凛香です。(°∀°);

 「の」を書きます。

何だとぉ~。( ̄^ ̄)のっぺりしてるし、ひょろいだって!?そんな声が聞こえた。
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 最後の最後に一瞬筆運びを迷ったのです。気の迷い。・・・・・・頑張ります。^_^;

 いろいろな「の」

さて、下の写真の6つの「の」の違いが明らかですね?

自称弟子『しなもん』に「の、ばっかり!」だと言われました。変なのもあるけど、全て「の」に見えるらしい。

 さて、この中で、理想の「の」に近いのはどれでしょう? 

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筆の運び方で検証してみます。

☆1 右上。


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手前に筆を倒して書きました。

「鉛筆やペンならかけるのに、毛筆は書きにくい」という原因はこれ。

 途中から毛先が進行方向に向いてしまい穂先からねじれてきます。

 

☆2 右上二番目。


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 筆を奥に倒して書きました。初めから穂先が進行方向と逆。なので、とてもコントロールしにくく、このまま書くとはみ出すので止め、中途半端に。

 

☆3 右側下。


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 のっぺりした印象。手首を動かし、半紙をえぐるように書きました。途中から毛先が文字の外側の方を向いているので、外側の線がガタガタしています。

 

☆4 
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左上。筆を根本まで全てべたっとつけて書きました。力強い太い線になりました。気合いは入ってます。芸術的な感じ?

 

☆5 左側二番目。


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筆を立てて、筆先3分の2くらいまで使って書きました。後半から捻れてきました。払うときは穂先が半回転しています。

 

☆6 左下。


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 書き出してすぐ方向を迷いました。修正しようとしたらバランスが崩れました。筆先3分の1だけを使いました。全体の線が細いです。

 

穂先と穂尻に気をつけてみる

穂先は筆の先。穂尻は筆の付け根。

※筆の毛の向きを△のような赤で書いています。


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ポイント

1 半紙に優しく筆を置き、滑るように下り止め。→矢印の「ココ」ポイントで、筆を立て止まり、穂先の方向を変える。

2 そして、ちょっと水溜まりを跳ねるイメージで少し力を抜いて向かって左へ。ゆっくり進む。

3 →矢印「シュー」ポイントの終筆は、飛行機が離陸するように上げていくイメージです。

 (((^^;)飛行機はとんでもなく早いじゃないかって⁉
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 写真素材 ぱくたそ

 メリハリ大事ね。これで、あなたの「の」も変わるわ。(* ̄ー ̄)