墨を摺る(30秒~1分で読めます。)
墨を摺ります。
用意するもの
- 固形の墨
- 水をいれたスポイト
- 硯(プラスチックではないもの)
写真は後に更新しようと思います。
10年程前に、「こんなのなかった!」と喜び、軽さと安さで購入した硯で摺ってみたら黒板を引っ掻いたような感触と音がしました。(;´д`)
墨汁専用だったんですね。
前提
- 脚がぐらつかない安定した机やテーブルの上で行います。
- テーブルや机の上に書道で使わないものは置かずにスペースを確保します。
手順
- 硯の墨溜「海」という溝の部分にスポイトなどで水を入れます。
- 固形の墨を親指を下に人差し指と中指を上にして持ちます。
- 墨溜「海」と平らな「陸」(丘)の部分を優しく強く力を加え円を描くように摺っていきます。
- ある程度摺れたら、筆で予めあった書き損じ半紙に試し書きをします。
- 墨が薄ければ、更に摺っていきます。
- 4と5を繰り返し調整します。
保存方法
その都度、墨を摺った方が墨の質が良いと思いますが、こんなことありませんか?
- 大作になればなるほど、沢山の墨が必要。
- 練習や作品に取り組みたいのに、時間がかかる。
- せっかく用意したのに余ってしまった。
- 文字を書く集中力がない。
そんなとき、墨を保存しておくと便利です。✨
墨の変質を防ぐため、遮光瓶に入れてます。
栄養ドリンクの瓶は手に入りやすく、大きさも程よくお手軽ですね。
栄養ドリンクの瓶と蓋は、飲みきった後は水ですすいで乾かします。
墨を入れた後は、冷暗所で保存して2週間くらいで使いきるのがよいと思います。
夏場に腐らせてしまい、瓶の蓋に墨が固まって開かずに捨てるのに苦労したことがあります。(>_<)
したいことを同時にしてしまう
集中してひたすら硯に向かって墨をするのもいいです。小学生の頃は邪念や煩悩を払うように硯に向かうことを教わりました。
でも、気楽にテレビを見ながら、好きな音楽を聞きながらリラックスしてするのも1つの方法です。
私の場合は、サスペンスドラマですね。
ドラマだけ大人しく見ていられないんですよ。
見ている最中に「マジか!」ってびっくりして墨をひっくり返さないようにだけ気を付けています。(^^)
その時々で、自分に向いている方法で墨を摺れば良いと思います。